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遊劇体 #48 『演劇×世界』 世界は恋人たちを愛してい

遊劇体 #48
『演劇×世界』
世界は恋人たちを愛してい
@ウイングフィールド

最近の遊劇体さんはよく観ている。
でも泉鏡花作品しか観たことがなかったので
まるで違う空気が新鮮だった。

今まで観た遊劇体さんは、
息を抜くことなく、じっと集中して
物語世界にどっぷり入っていく感じ。
エレベーター企画を観る時と感覚は似ている。

泉鏡花作品の時は、
言葉はめっちゃ難しいけど、
お話はとても単純で、
どんどん奥へ奥へと導かれてく感じなのだけど、

今回は、
節々に息抜きをさせてくれる。

ああ、これはエンタメだと思った。
遊劇体さんがエンタメをやるとこうなる。
大人なお遊びが満載。

役者さんの素顔が観られたのも
面白かった。

衣装らしき、
役者さんがきっと自分で作ったんだろうと思える
それぞれの個性にあった
エプロン型の段ボール。

それぞれの役者が何役も演じ、
役者自身である自分という役も演じる。

お芝居の、演劇の、約束事というのもテーマになっていて、
そのウスローヴノスチを破り、
役者が舞台・劇場という「世界」から飛び出し、
こちら側(舞台側からみると「あの遠方」)へと
境界を越えて来たりもする。

途中で、
すみませんっていう感じで
吊るされた台本を取りはずし、
読み出すのもそういうことだ。

だけど、いつもの洗練された動作や、もの言い、
いわばそれも現実の動きではなく約束事なのだが、
それもやっぱりしっかり見せてくれる。

そして、引き込まれそうになったところで、
ふっと、
うまい具合に力が抜ける。
抜けさせられる。

なんとなく前知識があった方がいいような気がして
当日パンフレットを開演前に読んだけど、
やっぱりあんまりわかんなかった。

たくさんの戯曲の引用がされているのだけど、
役者は影法師とか、
ラストのバーナムの森くらいしか私にはわからなかった。
でも引用がわかったから内容がわかるというものでもなさそうだった。

何度も「アイ」と言っていたのだと思うのだけど、

「アイ」というのは
演劇というものや、物語への愛なのかな
世界、ああ、この(舞台上の)世界とあの(現実の)世界への愛なのかな

そして、役者という愛すべき人たち、みたいな
なんかちょっとやさしい気持ちが感じられた。

舞監の塚本さんがまた教えてくれるって言ったから
また聞こう。





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大阪でお芝居をしています。
【→more】2012.10 更新