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関典子と千日前青空ダンス倶楽部

「カラダの記憶カラダのゆくえ」


ひさびさにダンスを観に行った。
今回は珍しく、知っている人が出ている訳では全くなく、
チラシが、というかその中の写真と、書かれている言葉が気になって
観に行ったのだ。


「カラダの記憶カラダのゆくえ」
■関典子「刮眼人形」
■千日前青空ダンス倶楽部「水の底/DC」 


気になっていたのはどちらかと言うと、千日前青空ダンス倶楽部の方。
芝居のチラシに挟まっているのを何度か見て、
なんか、気になるなーって。
でも観に行くほどではなかったけど、
二回目のチラシでまた気になった。
さらに関さんの写真もなんか刺激的な感じがして、観に行くことに。


最近、感覚で生きている。日常。
理由も根拠もなくても、心の赴くまま。
自分の感覚は自分にとっては確かだと信じたい。

で、観に行って正解だった。

関典子さんすごい素敵。
刮眼(かつがん)…「刮」は「えぐりとる、こする」の意。
目をこすって、よく見ること。
だそうだ。

人形と言う言葉にもふさわしく、
ぎこちない動き、不自然なカタチ、
アンバランスなバランス。

少女的で、異様で、セクシーで、激しいのだけど、
動いていた人形が人形に戻った時のような静謐もあって。

暗い照明の中、銀色にくるくる、きらきら光るパイプ椅子。
この、椅子を使ったパフォーマンスというのもまた、
ピンポイントで、今働かせたい感覚を刺激する。
琴線に触れてくる。

アンバランスなのに、完璧に制御している。
完全な計算の上に成り立っている。
だから繊細で美しい。

また是非観てみたい。
とにかく、私が好きな感覚ど真ん中を何度も感じさせてもらえて、
お芝居でもこんな感覚を作りたいし、受けたいなあと思うものだった。

HPを探すと、この作品の写真が見られた。
http://www2.kobe-u.ac.jp/~sekinori/photo.html
2009年1月 『刮眼人形』の項目をよかったら見てみてください。


千日前青空ダンス倶楽部は、写真で受けたポップなイメージとは
全く違った。
能のように、むしろもっともっと、徹底してスローな動きで表現する。

説明文に、泉鏡花とか、オフィーリアとか書いてあったのも
非常に期待していたのだけど、私にはよくわからなかった。
ただ、水のイメージはたくさん感じられた。

前半は少し冗長な感を受けたのだけど、
最後の二作品がとても素敵だと思った。

ひとつは、非常に短い作品で、
青のレインコートで赤い花の髪飾りをつけた三人が現れ、
静かに静かに、雨にしおれていくのかな、
とにかくシンプルで、美しかった。

ラストの、チラシの写真の作品は、
女の子のいろんな面、しかもそれぞれの個性、それぞれの魅力が
自然と見えてくる作品で、少し不思議な感覚だった。
いつのまにか変わっていく流れるような動きの中で、
こんなにいろんなものを表現できるのかと思った。

ただ、会場のドーンセンターの1Fパフォーマンススペースはひどい。
ときどきお芝居とかもやってるって聞くけど、
こんなところで!という感じ。

暗転が効かないのは仕方がないとして、
ビル自体の入り口に近いので、昼間のせいもあり、
自動ドアの開閉音がひっきりなしに聞こえる。
隣の部屋かロビーかでおばちゃんたちが大笑いする声までまる聞こえ。
スタッフも何も言えないのだろうか。

とっても静かな作品ばかりだったので、
集中が切れるし、味わいたい緊張感をめいいっぱい味わえなかったのが
残念だった。
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15日(土)13:00〜 / 16:00〜 / 19:00〜
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【会場】
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かなえ

辻野加奈恵です。
大阪でお芝居をしています。
【→more】2012.10 更新